保険医協会とは

戦後まもなく安心して医療を受けられる保障として健康保険の普及と改善をめざす医師達の自主的な活動が各地ではじめられました。その後、国民皆保険が実現するなかで、保険医の切実な要求として診療報酬の引き上げ、医療税制、不当な審査、指導などの改善がさけばれました。こうした保険医の要求を自らの運動によって実現しようと各県の医科、歯科の保険医が自主的に集まり「保険医協会」を結成しました。

各県につくられた保険医協会は、「開業医師、歯科医師の生活と権利を守る」とともに「保健医療の充実・改善を通じて国民医療を守る」を目的に活動をすすめました。こうして様々な活動を進める中で、全国組織としての「全国保険医団体連合会(保団連)」が結成され、現在全国47都道府県・51保険医協会(保険医会)が加盟し、10万人の会員を擁する団体へと発展しています。

沖縄県保険医協会は1989年(昭和64年)に結成され、660名の医師、歯科医師が加入(12年4月現在)しています。今日では医科、歯科とも開業医の過半数を超える保険医が保険医協会に加入し、全国津々浦々で活躍しています。

活動内容

医療保険制度や診療報酬改善を目指して

これまでの様々な医療費政策で患者・国民が医療機関にかかりにくくなり、医療機関の経営も深刻になってきています。医療保険制度や診療報酬の改善は、医療機関の経営の安定とともに、医療の質を守るうえでも切実な課題となっています。

保険医協会・保団連は、その改善を政府に働きかけるとともに、国民・県民の理解を広げる活動を積極的に行っています。

保険請求の相談

診療報酬の改定があるたびに医療機関は大変です。一日も早く正確な内容と正しい解釈を知る必要があります。 このため、診療報酬改訂時には、新点数説明会を開催しています。『保険診療の手引き』『点数表改定のポイント』『新点数運用Q&A』『点数早見表』など分かりやすいテキストを作成し、会員にお届けします。また、日常の請求事務での疑問、質問の相談にも取り組んでいます。

審査改善を目指して

厚生労働省は“医療費抑制”の柱の一つとして審査、指導・監査を強化しています。医学的根拠のない「経済審査」が行われ、「納得できない査定・減点」を訴 える声が数多く寄せられています。

保険医協会・保団連は、不当な指導・減点に断固とした姿勢で臨み、保険医が医療的良心を貫けるよう、審査制度の抜本的改善とともに、情報の開示・公開、行政の行き過ぎのチェックなど具体的改善を求めて運動をすすめていきます。また、個別の相談にも応じています。

診療内容の向上ー各種研究会・研修会の開催

 地域住民のかかりつけの医師として「幅広い知識と技術を身につけたい」という声に応えて、研究会・講習会の開催に取り組んでいます。

地域の医療・福祉の改善を目指す活動

県民に対する医療問題講演会や地域での健康講話などに取り組んでいます。また、他の医療関係団体や住民団体とも協力して、介護保険の充実や乳幼児医療の無料化など地域医療の向上めざして活動しています。

速くて正確な広報活動

毎月発行の「沖縄保険医新聞」をはじめ、保団連が発行する「全国保険医新聞」(月3回)『月刊保団連』(月1回)などの定期発行物のほか、点数改定時などには増刊号を発行し、いち早く会員のもとへ情報をお届けする努力をしています。また『保険診療の手引き』『保険医の経営と税務』など各種テキストを発行しています。

会員のための共済活動

病気や事故、老後の生活などの不安をとりのぞき、安心して診療に当たることができるように、保険医年金、グループ保険などの共済活動に取り組んでいます。